柿本量平と共に戦った馬たち①勝利馬編

柿本量平

このページでは、柿本量平騎手と共に戦った馬たちをご紹介します。

ラッキーバニヤン(牡)

生年月日:2005/5/17

父:マーベラスサンデー 母:エキセントリック(母父:マルゼンスキー)

所属:JRA→高知→大井

通算成績:29戦8勝(JRA:18戦4勝 地方:11戦4勝)

柿本騎乗時の成績:【2-0-0-1】

柿本に記念すべき初勝利と2勝目をもたらした馬。もともとはJRA所属で、2009年の4歳夏に500万条件から3連勝。続いて挑んだ北九州記念でも穴人気をするなど、1200m戦で活躍を示しました。

1600万下で頭打ちとなった後は大井に移籍するが成績は残せず、2011年に高知に移籍。初戦のA級戦を2着とした後、賞金の関係で次走はなんと最下級のC3クラス。ここで柿本にお鉢が回ってきます。

1.3倍の断然の支持を集めると、スタートから大きく離す逃げの手に。4コーナーでも後続との差は十分で、そのまま5馬身差を付けて楽勝。実にあっさりと初勝利を手にしたのでした。

続く高知2戦目も、5頭立てかつ単勝1.0倍という確勝メンバーで8馬身差の圧勝。ポンポンと2勝を手にしましたが、大晦日に行われたレースは1.1倍の支持もハナを奪えずに5着敗退。結果的に柿本にとっては、高知ではこの2勝以外に勝ち星を挙げることはできませんでした。

当のラッキーバニヤンも、翌2012年1月7日のレースを勝った3日後に謎の引退を遂げ、その後競馬場に姿を見せることはありませんでした。

メガボルケーノ(牡)

生年月日:2006/4/14

父:ブラックタキシード 母:ラブメーカー(母父:トニービン)

所属:船橋

通算成績:62戦6勝

柿本騎乗時の成績:【1-0-0-4】

柿本に南関東初勝利をもたらした1頭。実父の故・柿本政男調教師の管理馬でした。

2008年のデビュー戦には御神本訓史、2戦目・3戦目には戸崎圭太が騎乗するなどデビュー直後はそこそこの期待がされていたのでしょうが、その後はどこにでもいる南関東のC級馬として競走生活を送ります。

2011年5月3日、柿本のデビュー開催に初タッグを組みますが、この時は10着。確勝とは言えないまでも、C1級でたびたび上位に顔を出していました。

時は流れ2013年、7歳となったメガボルケーノはC2級に。競走生活の最末期を迎え、再度柿本を鞍上に迎えます。再タッグ2戦目となった3月19日の浦和9R、4番人気で迎えた一戦で好位から直線前を行く馬を差し切り勝利。柿本は南関東通算65戦目、デビューから1年10カ月で南関初勝利を、メガボルケーノは通算6勝目を挙げたのでした。

キングリホリホ(牡)

生年月日:2008/4/19

父:キングカメハメハ 母:ルナジェーナ(母父:フォーティナイナー)

所属:JRA→佐賀→JRA→佐賀

通算成績:35戦21勝(JRA:8戦0勝 佐賀:27戦21勝)

柿本騎乗時の成績:【1-0-0-1】

柿本4勝目の立役者。こちらもJRA出身馬で、2011年のデビュー後3戦して佐賀へ。C2クラスで7連勝した後再転入しますが、中央では歯が立たず再び佐賀へ戻りました。

佐賀のC2一般では無双状態で、13戦して10勝・2着3回の成績を収めますが、特選に入ると途端に走らなくなり、9・8・9着。特選2走目の8着では柿本が騎乗しましたが、別の騎手でも同じような成績だったため、そもそも特選級では力が足らなかったのかもしれません。

その後3連勝で挑んだ3月8日の5R。柿本はそこまで佐賀で92連敗で、この日が期間限定騎乗最終日。勝てなければ未勝利のまま佐賀を去ることになるという瀬戸際でしたが、管理する真島元徳師はなんとか1勝させたいと、確勝級のこの馬を用意したのでしょう。

単勝オッズは1.1倍。好スタートからハナを奪うと、道中他馬にプレッシャーはかけられますが終始手応えは楽。直線で気合を付けられると軽く後続を突き放し、4馬身差の快勝。なんとか佐賀最終日に1勝を挙げることに成功しました。

柿本に佐賀初勝利をプレゼントし、自身21勝目を挙げたキングリホリホはこのレースを最後に引退。結果として、柿本はこの馬のラストランを飾らせることに成功したのです。

柿本と戦った馬たち②に続きます。

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