柿本量平と共に戦った馬たち③多く騎乗した馬編

柿本量平

このページでは、柿本量平騎手と共に戦った馬たちをご紹介します。3回目は多く騎乗した馬たち。

プリンセスルビー(牝)

生年月日:2012/3/20

父:アドマイヤジャパン 母:ラベルビジュー(母父:ティンバーカントリー)

所属:JRA→佐賀→大井→船橋

通算成績:69戦1勝(JRA:5戦0勝 地方:64戦1勝)

柿本騎乗時の成績:【0-0-0-42】

柿本が最も多く回数を騎乗したのが、このプリンセスルビーです。中央で5戦未勝利の後、佐賀→大井と各地を転々。2015年の夏に大井で初勝利を挙げますが、古馬相手のC2に入ると全く歯が立たなくなり、2016年から船橋の宮下貴明厩舎に転入します。

そしてここから、柿本とプリンセスルビーの長い旅が始まります。

4月11日の初コンビから2018年1月の引退まで、実に船橋・川崎・浦和での44戦中42戦で騎乗。出るレースほとんどが二桁着順、ブービー・シンガリは当たり前という壮絶な成績でしたが、柿本にとっては貴重な乗鞍としてタッグを組み続けました。

2017年7月~9月には、約2カ月半の間この馬しか騎乗がないという時期さえありました。

見よこの成績

最高成績は2017年6月21日船橋7Rの4着。詳細成績は【0-0-0-1-0-41】というものでした。

ホールドザボール(牝)

生年月日:2014/5/1

父:ヴァーミリアン 母:レディマハロ(母父:フォーティナイナー)

所属:船橋

通算成績:87戦3勝

柿本騎乗時の成績:【0-1-0-30】

2番目に多く騎乗したのはこの馬。ご存じ2019年・年末に起きた大井の奇跡の立役者です。

2016年11月に船橋でデビュー。最初の3戦は3・1・1着と好スタートを切りますが、その後はすぐに負けが込み始め、C1級で苦戦する日々。2018年9月に川崎で単勝万馬券を演出する波乱を起こしますが、それ以外は掲示板にもまともに入れないレースが続きました。

柿本とは2018年5月に初コンビ。その後も散発的に騎乗しますが、2桁着順が増えるに従い騎乗数も増えていき、2019年夏ごろからは完全に主戦騎手となります。

そして迎えた2019年12月27日・大井6R。最近5走を8・11・8・12・8着というどうにもならない成績で終えていたホールドザボールに人気が集まるはずもなく、単勝244.8倍の最低人気。しかし、レースでは3番手の外をスムーズに追走し、4コーナーを回るころには抜群の手応えで先頭に。直線では1番人気馬に差し切られますが、手応えのままにしぶとく粘って2着に入り、複勝3,600円、3連単238,120円という波乱の主役となりました。

レース映像↓

地方競馬ライブ

なおその後7戦は全く見せ場なく2桁着順に敗れ、2020年4月のレースを最後に引退。今思うと、なぜあのレースだけあんなに圧倒的なパフォーマンスを見せられたのか…。そんな謎が深まる一戦となりました。

次回に続きます。

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