柿本量平騎手の全成績を振り返るコーナー。続いては2012年。2011年はこちらから↓
2012年の全成績

2012年全成績:49戦0勝【0・0・0・0・3・46】勝率:0% 連対率:0% 複勝率:0%
内南関東:45戦0勝【0・0・0・0・2・43】高知:53戦2勝【0・0・0・0・1・3】
単勝回収率:0% 複勝回収率:0%
デビュー2年目。昨年に引き続き高知での騎乗を続けることになりますが、年明け早々1月21日にまたも体重調整失敗で騎乗停止。一度ならず二度までも同じ失敗をしたことが原因かは分かりませんが、2日後の1月23日付で船橋に送還となりました。
翌月の2月27日に南関東での騎乗を再開。もちろん▲3㎏の減量があったため、復帰後は1開催に1~2鞍程度の騎乗機会は与えられていました。しかし騎乗馬の質はお察しレベルで、走れど走れど3着以内はおろか掲示板すらままならないレースが続きます。2年目からすでに、宮下貴明厩舎の管理馬が騎乗の大部分を占めていたことも、そのことの証左となっています。
なおこの年の3月9日、大井競馬場でレースに初騎乗。しかしこれは通常のレースではなく、南関東各地区の若手騎手を集めたレース(フレッシュジョッキーズシリーズ・ユースフルステッキ賞)でした。
さらにこの年の4月4日には、当日騎乗予定があったにもかかわらず前日に調整ルームに入室しなかったことが原因で、10日間の騎乗停止処分を受けるという事件も発生しています。

結局この年は49戦して勝ち星はおろか、3着以内どころか、掲示板すら3回だけ(5着3回)という惨憺たる成績で終了。「2年目のジンクス」という言葉はどこの業界にもありますが、それを言うにもあまりにも厳しい結果で1年を終えることになりました。
なお、南関東では45回の騎乗がありましたが、その内宮下貴明厩舎のイーグルウッドに18回、宮下靖旨厩舎のコスモエリニュスに14回と、この2頭で約7割の騎乗を占めるという内容でした。
試練の2012年はここまで。次回は2013年です。